[演出]鳥を使った”死”の表現

ふと、このモチーフが使われている作品があったなあ、と思ったので…
ざっくりとメモ
 
 
鳥はキリスト教では”死”や”魂”を象徴する生き物とされているらしく
それ以外でも、フェニックスのように生と死に関する内容が多いようです
どこの人たちも同じようなものをイメージするもんですね
 
映画やアニメの中でも、死のモチーフとして使われていることも少なくないようで
「人物の死の瞬間、鳥が飛び立つ」というようなシーンは
どこかで見たこともあるんじゃないでしょうか
特に押井守監督は鳥が好きなようで、よくこういった演出が見られるそう
 
 
 

最近、この演出の応用として見かけたのが
アニメ「Re:ゼロから始める異世界生活」のOP2と、PCゲーム「Liber7」のOPの1カット
 
Re:ゼロから始める異世界生活
OP2の冒頭
rezero
 
Re:ゼロを知ってる人は分かるとは思いますが、
ざっくり言えば、主人公が自分の死亡と共に時間を巻き戻す能力を使って、
異世界でどんちゃらやるといった作品
 
その設定と”死の象徴”の鳥というのを押さえて、この冒頭1カットを見てみると
「”死の象徴”がぐるぐると回っている → 死と再生」というのが分かります
その後、暗い水の底に沈んでいる主人公に場面が移っていきます
「暗い水の底に沈む」というのはかなりネガティブな表現としてよく見られますね
つまり「死に戻りを繰り返すが、どんどん状況が悪い方向に進んでいく」というストーリーを
直接的な演出を使わずに、このシーンだけで表現しきっているんですよね(たぶん)
 
 
また、「Liber7」のOPに一瞬映り込むこの1カット
liber7
 
映像本編40秒あたり

 
未プレイのため、HPのあらすじからですが…
繰り返される3日間の中で惨殺事件や爆破テロなどが巻き起こるストーリー、ということで
これも上のRe:ゼロと同じく「死と再生」を表現しているのではないかと思います
(主人公が死に戻りするのかは分かりませんが…)
 
 
まあ、実際にこの演出を考えた人でないと正確なところは分からないんですけどね
自分なりに解釈して取り入れるのが大事
 
 
上の2例以外でも”死”や”魂”といった概念を表現するとき
鳥はモチーフとして使いやすそうです
(探せば他にも色々あると思いますが、パッと浮かばないので割愛)
ただこういった表現は、視聴者を置いてけぼりにしてしまう危険もあるので
取り扱いは全体とのバランスが必要になるかと
 
 
 
こういった”死”のような、形の無い概念を表現する際
尺の限られた映像ではメタファーを使わなければいけない場面が多いため
あらかじめストックしておかないと本当に悩みます

Syamo

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